Ray「Ray」 Ray/レイは、期待以上の映画でした。いや~、感動した!凄かった! 彼のイメージと言えば、いつもステージで陽気に歌う姿。それ以外は何も知らなかったので、この映画も単にサクセスストーリーなのかと思っていた。でも、非常に深い内容で考えさせられる部分も多かった。貧困、ドラッグ、性、障害、エゴ、ドロドロした部分も多く、決して美化されていないところも良かった。ジェイミー・フォックスの演技も素晴らしかった~♪ やはり印象深かったのは母の強さ。黒人差別の横行する時代、南部の貧しい家庭で育つレイに、母は「人からだまされないように勉強をしろ」と言う。視力を失いつつあるレイに「2度まではママが助けるけど3度目はないと思って。自分で何でも出来るようにならなくちゃいけない」と厳しく接する。愛情をもって厳しく接する母の姿は本当に胸を打つ。 たとえ恵まれた環境でなくても、障害を抱えていても、人間にはそれを乗り越えていける強さがあるのだと思った。レイは自分の才能を信じて開花させた。この映画をみてもう一度彼のアルバムを聴くと、また違った感動が生まれる。素晴らしいアーティストの冥福を心から祈りたい。 ★雨の日に、部屋でじっくり聴きたいね★ ジャンル別一覧
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